心の在り方 R&D

物も情報も不自由なく取得できる時代なのに、心は晴れずなかなか幸せになれない。心穏やかに少しでも心豊かに生きていけるようにしたい。

幸せなときも辛いときもメリットがある

ふと旅に出かけ、旧知の連れと会って話し、楽しい日々を過ごした。そのような時間は幸せではあった。その反面、自分の中のハングリー精神が欠落しているのを感じた。心地よい時間を過ごすことで、心が満たされる利点もあれば、気が休まり過ぎて高みを目指す思いが弱まる弊害も存在する、そんなことに気づかされた。


思い返せば、プライベートで心が空虚になっているときこそ、絶対に成功してやるという気持ちが湧いてきたり、成果を挙げたいと仕事に打ち込んだりしていた。反骨精神があるときにこそ、上を目指す気力がみなぎる。だが、心が消耗し過ぎると、今度は心の充足を欲するときがでてくる。プライベートを充実させると、享楽が向上心を忘れさせる。そしてそれも過ぎると、また人生の目標を思い出して仕事をしたくなる。


人間の心は不思議なものである。常に色んな感情が入り混じり、目まぐるしく回っている。どんなに苦しいときも、その時だからこそ感じられる強い気持ちもある。だからこそ、辛いときも得られるものがあると前向きに捉えて、また、楽しいときはその幸せをしっかり感受すればよい。


そういった様々な思いを感じなからも、成し遂げたいことや自分が大切にすることに力を注ぐようにして、日々を彩り濃厚な毎日を過ごしていきたい。