心の在り方 R&D

物も情報も不自由なく取得できる時代なのに、心は晴れずなかなか幸せになれない。心穏やかに少しでも心豊かに生きていけるようにしたい。

明石海峡大橋の考察

明石海峡大橋(以下:明石大橋)について知る機会があった。この明石大橋の建設には総額約5000億円ものお金がかかり、耐用年数は100年を想定しているようだ。ピンとこない数字であるが、少し理解を深めてみる。総工事費の5000億円を耐用年数の100年で利用客から回収しようとざっくり考えると、1年あたり、50億円。1か月あたり4.2億。1日あたり1400万円。

明石大橋では1日平均約33,000台の交通量があり(本四高速HPより)、料金は色々な体系があるが通行料は1台1,000円とすると1日あたりの収入は3,300万。そこから日々の運営費やらメンテナンス代やらを払いながら、1400万円を捻出してそれを100年間続ける。

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なんか色々凄すぎる。。。ざっくりテキトーに算出してみたが、想像を超えていた。建築にお金がかかりそうなものは沢山ある。青函トンネルなり、六本木ヒルズのような高層ビル、リニア建設などなど。このようなものもそれぞれ莫大なお金をつぎ込み、とてつもない回収計画があるのだろう。規模の大きいものはビジネスとしてのスケールも大きいということを再確認した。

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明石大橋は世界一のつり橋である。東京スカイツリーのような世界屈指の建築物だと大勢の観光客を引き寄せるものの、明石大橋にはそれほどのお客さんを呼び込めるわけではない、世界一というブランドがあるに関わらず、だ。その辺りに人を魅了するヒントが転がっていそうである。

遠くから眺めるのはどちらもタダ。ツリーは登ると他にでもない体験ができるが、橋は渡り切っても特に何も変わらない。となると、そこでしか見えない景色や、高さを感じるために人々は足を運んでいそうだ。

では、京都のお寺の見学には海外からも観光客が多いが、明石大橋をわざわざ見に来る人はそこまでいないのはどうしてだろうか。日本独自の様式や何百年の歴史のある建物は海外では見えないが、巨大な大橋とかよく似た橋なら自国でも見えるとかなのだろうか。そのへんは希少性とかが影響しているのかもしれない。

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これらの考えは。誰かに頼まれたわけでもなく、もともと知りたいことでもなかった。単純に自分が興味の赴くままに調べたりして、考えたりしたもの。誰かのためでなければ、自分のためでもない。ただただ自分の本能に従ったままだ。こういう時間のことを没頭して楽しむというのかなと思う。本心が思ゆくことに真っ直ぐ進む。そういうときにこそ、活力が生まれ心が潤う。こんな時間を大切にしていくと元気になれる気がする。好きなように思うように物事を考察していこうと思う。