心の在り方 R&D

物も情報も不自由なく取得できる時代なのに、心は晴れずなかなか幸せになれない。心穏やかに少しでも心豊かに生きていけるようにしたい。

料理による効用

お金の節約や調理スキルの上達といった実益を兼ねて、久しぶりに料理をすることとした。スパゲティーを作るということだけを決めて、具材に何を入れるかはスマホの料理アプリで調べる。様々な投稿を見ることで、キャベツがいいな、アボカドもいいなと、部分的に決まっていく。あれほど億劫であった料理も、料理レシピを見るだけでモチベーションが上がってきて、AとBにはCを入れたらいいのでは、といったインスピレーションもわいてくる。料理の手間を考えるのではなく、どうしたら美味しいだろうかと考えたことで、楽しくなってきたのだと考えられる。同様に、仕事においても、目の前の労力を考えるとテンションが上がらなくても、これを完遂すればどうなるかを思い描くことで気持ちも上がってくるのではないかと実感した。

 

いざ、料理。スパゲッティには、アボカド、キャベツ、ミニトマト、豚肉を入れて醤油で味付けをした。包丁で具材をカットするときは、全神経がそちらに向かい、仕事のことも頭の中から完全に消える。料理に熱中することで頭がクリアになりリフレッシュされた。意外といい気分転換になることに気付いた。

 

できた料理。味は正直微妙だった。。。豚肉は美味しい、アボカドも美味しい、ミニトマトも美味しい、と単体はいいかんじであるが、麺が全然であり、全体がいまいちであった。反省するに、ペペロンチーノにしろ、カルボナーラにしろ、麺の表面にソースが絡まることで美味しいのであろうが、今回作ったものはソースとなるものがなかった。あほである。当たり前のことであろうことも作るまで全然気づかなかった。

料理の味もたまたまそうなるのではなく、熱加減やうまみの抽出や浸透、各うまみ成分の付具合によって変わってくるのであろう。美味しくなるための理論があり、それに沿うために必要な順序があるに違いない。なんとなく表面的な知識でごはんを作るのではなく、味の奥深さを追求しながら料理をすればまた楽しめるのではないだろうか。仕事みたいに、沢山挑戦して失敗をしながらも繰り返すことで、身についていくのであろう。

 

食事は毎日やってくる。料理も楽しみながら、料理技術向上を目指し、そして仕事の気分転換にもする。欲張りに料理をしていこう。