心の在り方 R&D

物も情報も不自由なく取得できる時代なのに、心は晴れずなかなか幸せになれない。心穏やかに少しでも心豊かに生きていけるようにしたい。

感情の悪魔に打ち勝つ術を開発中

人間はネガティブなことを結構覚えているものだと思う。身近な人で沢山話したことがある人なんかでは、良いことも悪いことも様々なエピソードがあるのに、脳に強く記憶されているのは、口論したことや反りが合わずに暴言を吐きあいまくったことであったりする。

過去には色々あろうが、今日は今日の風が吹き、明日には明日の風が吹き、決して前と同じということはないのだが、記憶に引きずられて、あの人には会いたくないなーとか、家から出たくないなーと消極的な気持ちになってしまう。冷静に客観的に考えるとどうってことないのだが、理性が導く決断と心が生み出す感情は相反している。

それらが自分の中で消化できるときはまだいい。自分のテンションが下がるだけですむ。愚痴とかで言葉に出してしまったときはもっとたちが悪い。一度発するとなんとなくわだかまりを抱えていた思いが強固になっていき、益々嫌な気持ちを増幅してしまう。そしてそれを聞いている相手もいい気分になることは決してないだろう。これもまた頭では分かっていても簡単に断ち切れるようなものではない。

人間は弱くて、脆い。心だって自分の体の一部であるのに、全然制御しきれない。自分で勝手に嫌な気持ちを思い出しては、どこかにぶつけなければ気が済まなくなる。

 

最近、このような感情の悪魔と戦える術を未完成ながらも開発できている手ごたえを感じる。それは、セルフで脳にポジティブなことを植え付け続けることだ。例えば、A君と喧嘩した翌日とか会いたくないという気持ちが先立つが、自分の頭の中で「喧嘩したけど、私は大人だから先に謝ることもできるし、昨日のことはもう水に流してるよって装えるかっこいい人間だ」と思い続ける。言葉にすると、妄想乙。ってかんじは否めないが、ネガティブな感情を圧倒できるくらい自分は一流だという思いを埋め尽くしてやれば、心が楽になるし実際にそんな風になったりする。自分はデキる☆精神年齢が相当高いのだ!と愚直に思い続ければ、些細なことにが気にならなくて、胸に空洞ができたかのような苦しさや、後ろ髪を引かれるような思いも随分で減らしてくれる。

 

嫌な感情が涌いても、「でも、自分なら乗り越えられる」とセルフイメージをもつことで心が前向きに過ごすことができる。決して誰にも迷惑をかけることなく、心を回復できるような光合成のようなものでもある。自分の心にポジティブなことを語り続けることで、例え過信であろうと、少しずつ自分への信頼も生れてくる。「自分なら大丈夫。今日も明日も素晴らしい日々を送れる。」って自分に期待し続けよう。