心の在り方 R&D

物も情報も不自由なく取得できる時代なのに、心は晴れずなかなか幸せになれない。心穏やかに少しでも心豊かに生きていけるようにしたい。

3年後の誕生日への誓い

3年後の誕生日にはこうなってやる。と、仕事でもプライベートでも幾つか目標をたてた。決して非現実的なものでもなく、かといってこのまま惰性で過ごすと叶いそうにはない、少し背伸びした目標。遠いようですぐに訪れそうな3年後に照準を合わせて、望んだ未来を勝ち取りに行く。

 

3年後という中期目標を打ち出してから、自分の中での考え方が若干変化した。目先の結果よりも、3年後の目標に対してプラスになるか否かを強く考えるようになった。例えば、失敗をしたときにその場では確かに落ち込むものの、未来には同じような過ちをしないようにしよう、もっと強くなっていようと素直に思える。3年後の大切な目標達成に比べると、今の失敗はとてもとても小さなことに思えて落ち込み方の幅が小さくなった。また、気持ちが弛んだ時もこのままで願った未来を勝ち取れるのかという気持ちが、自分に緊張感を与えてくれる。まるで、目標が私を引っ張ってくれるかのように、前に進む力を貸してくれる。

 

登りたい山の頂のイメージはわいた。その頂上に確実に行ける遊歩道は存在せず、道なき道を切り拓きながら上へ上へと登っていく。多種多様な障害が待ち受けているのは自明であるが、正面からぶつかるも良し、回り道するも良いだろう。いかにして、その山頂に辿り着くか。約3年間をかけた挑戦である。

こうして山に置き換えてみると、目標を持ちイメージすることの重要さを実感させてくれる。苦難に陥っても最後の状況さえ思い描けていれば、そのプロセスは幾らでも変更や改善ができる。目標を、明るい未来を、強く強く念じ続ける。その先に、これまでより喜びの多い誕生日を迎えることができると信じている。