仕事も一期一会
昨日の日経新聞で、「メガバンクがインフラ整備や資源開発などの大型事業向け融資(プロジェクトファイナンス)を急拡大している」という記事を読んだ。プロジェクトファイナンスとか武者震いするくらいやり甲斐の大きい仕事なんだろうなと想像したが、このような仕事には一生関わることはないのだろうと思わされた。
素人ながら推測するに、こうした分野の巨額の資金が必要とする案件では、体力のある企業しか参戦できない。必然的に大企業かつ投資にノウハウを持つ企業に絞り込まれ、該当するのは都市銀行や総合商社となるのだろう。そうした数少ない企業のなかの極一部の人間のみが関わっているのだと予測する。大多数の人は携わるどころか、プロジェクトファイナンスの存在すら知らぬままであろう。
世の中には星の数ほどの仕事があるのだろうが、実際に我々が経験できる仕事は数えられるほどであると気づいた。一生のうちでも、特定の業種の限られた仕事にしか関わることはできない。ならばせっかくなので、その仕事をもっと好きになり、深く理解していきたいと思う。仕事も一期一会であり、巡り合わせによって奇跡的に出会えたもの。ご縁をポジティブに捉え、その道で何かしらの成果を挙げたいものと切に思う。自分の仕事に思いを込めよう。