コーヒー1杯あたりのお値段
自宅でコーヒーメーカーを用いてコーヒーを作った時の値段を算出してみる。
1. コーヒーの豆(粉)
先日スーパーで購入したコーヒーの原料は450gで505円であった。一回の使用で12gずつ使うとすると、
505(円)/450(g)×12(g/1杯分)≒13.5(円/1杯分)
2. コーヒーフィルター
100枚入りのフィルターを141円で購入したので、
141(円)/100(枚)≒1.4(円/枚)
3. コーヒーメーカー代
6,000円で購入し、1年間に300回利用で計5年間使ったすると、
6000(円)/{300(回/年)×5(年)}=4(円/回)
6000円で購入して1500回利用すると1回あたり4円の利用料となる。
4. 水道代
コーヒーメーカーにセットする水と、洗い物の分を多く見積もって1L。
大阪市水道局を参考にすると1m^3で97円(※1)。
1(L)×97(円/1m^3) = 0.001(m^3)×97(円/1m^3) = 0.097(円)
1Lあたりの水道料金は0.097円なので無視できる範囲。
5. 電気代
コーヒーメーカーが600Wで5分間でできるとすると使用電力は
600(W)×5(分) = 0.6(kW)×5/60(h) = 0.05 (kWh)
関西電力従量電灯Aでは1 kWhで20.84円(※2)
よって、コーヒーメーカーの1回使用にかかる電気料金は
0.05 (kWh)×20.84 (円/kWh) ≒ 1.0(円)
上記の1-5までの料金を合算すると
13.5 + 1.4 + 4 + 0 + 1.0 = 19.9(円)
これらの計算より、コーヒー1杯あたりのお値段は約20円といえる。
値段のうちの60-70%がコーヒー豆の値段で、20%程度がコーヒーメーカーの価格。使用回数を増やすほど、例えば倍の3000回使うと値段の10%程度にまでなる。だがしかし、やはり最もウエートが高いのはコーヒー豆の原料となる。満足のいくコーヒー豆をいかに安く仕入れることが、コスパの良い自宅コーヒーを煎れる最大のポイントといえよう。
(※1)基本料金を無視して、使用量が11~20 m^3の場合として計算
(※2)基本料金を無視して、15 kWh超過120 kWhまでとして換算