心の在り方 R&D

物も情報も不自由なく取得できる時代なのに、心は晴れずなかなか幸せになれない。心穏やかに少しでも心豊かに生きていけるようにしたい。

ブログを書くことで気づいた2つのこと

ブログを書き始めて1年位になるが、ブログを書くことで大きく2つの効果があったと思う。

1つ目は、自分をより知ることができたことだ。ブログの素材にする内容は基本的に自分の関心があることになる。常に考えていることであったり、よく頭に浮かぶことをベースとし、思考が熟成されたものをブログの題材としている。逆にいえば、蓄積されたブログのカテゴリは、本人の頭の中の構成の比率でもあるといえる。私の場合は、人生、仕事、成長、社会、心のカテゴリの順に記事を多く書いた。すなわち、それらのことを常日頃から考えて生きていることを、ブログが鏡となり気づかせてくれた。また、過去の記事も自分自身の考えを掘り下げてくれる。過去に考えていたこと、現在の考え、未来にしようとしている考えを繋ぎ合わせることで、時間軸から立体的に自分の性質を知ることも体験した。過去の記事という点と現在や未来の点が結ばれることで新たな考えも創造される。そうしたことを繰り返すことで益々自分を理解することになった。

もう1つの、ブログを書くことによる効果は、仕事への理解が深まったことだ。昔はブログに広告を載せることで、お小遣いのたしになれば良いなという気持ちもあった。だが、それが予想以上に難しくて趣味に成り下がった経緯がある。そのとき考えさせられたことは、仕事をすればお金を得られるのではなく、価値を出すとお金になるということだ。学生時代のアルバイトや社会人数年は「時給」で全てを考えており、愚かなことに働いた時間だけお金を貰うものだと思っていた。一方、ブログの場合は時間をかければ収入になるというわけではない。記事の作成にどのくらいの時間がかかろうが、コンテンツの質が全てであり読み手に価値を出せた場合にのみアクセス数の増加や広告収入とつながる。そうした構造を理解できたことで、本業の仕事でも働く時間の長さではなく、お客様にどれだけ価値が出せるかにフォーカスすることになった。ブログを書くまで気づかなかった己のアホさが嫌になるが、それでも若いうちに知ることができたのはブログを書くことによって得られた財産だと思っている。

ぽつらぽつら考えを垂れ流すだけの自己満ブログであるが、重要な学びもあった。ブログを始める前よりは今の方が成長していると確信できる。たかだか1年でも変化があったのだ。長く続ければ更なる学びや気づきがあるのだろう。今はまだ想像もつかないような効果があることを期待しながら、今年もまた筆を走らせていこうと思う。