心の在り方 R&D

物も情報も不自由なく取得できる時代なのに、心は晴れずなかなか幸せになれない。心穏やかに少しでも心豊かに生きていけるようにしたい。

悪目立ちによる承認欲求満たしは卒業しよう

高校時代、皆に構ってもらいたいのかな?と思わざるを得ない女の子がいた。周囲に注目されるような出来事を起こしたり、「痛い」発言をしては目立ったり。私はその子になんとなく違和感を感じていたが、友達も同様に思っていたらしく、その子はそういうキャラ作りを頑張っているという見解に至った。
当時は奇怪挙動が不思議でならなかったが、今思うと全ては承認欲求によるものだったのかなと思う。17歳前後のお年頃では異性の気も引きたかっただろうし、仲間内でも中心人物になりたかった気持ちもあったと思われる。そういう感情をベースに奇妙な行動を誘発させ、目立っていたと分析する。
この女の子は、「悪目立ち」という方法で承認欲求を満たそうとしていた。意図的な振る舞いであり、その策略が見え隠れしており、周囲にもそれが伝わったから不評であった。つまりは、押し売りのような承認欲求の満たし方であり、本人の満足度は分からないが、周りの人々を惹きつけることはなかった。
一方、勉強もできクラスからの人望もあり一目置かれていた男の子がいた。皆からちやほやされて、本人も満更でもなさそうだったが、周りの人達も楽しそうであったのが印象的だった。こちらの子は、秀でた武器があるからこそ人々が自然と寄ってきて、それにより本人も高い満足度を得ていたと推察される。 

年配の方でも承認欲求は満たされないのだなと思うことはよくあるので承認欲求はいつまでも - 心豊かに生きていきたい、歳を重ねても消えることはないのだろう。そういう気持ちは、いかにして悪目立ちをするかを考えるのではなく、前に進むエネルギーに変えていきたい。他人に注目されたいのであれば、自己アピールするのではなく、優れた実績を挙げることで目立つようにする。自分の凄さを語るのではなく、凄いですねと言ってもらえるように努める。そうして、良い意味で承認欲求を満たせるようにしていきたい。